結論から言うと、Geminiアプリに会議の録音ファイルを渡すと、議事録の下書きを作ってもらえます。

録音ファイルを渡すときは、長さの上限に注意が必要です。

アップロードできる音声の長さは、通常は合計10分までです。

Google AI ProまたはUltraでは、合計3時間までになります。

出典:Gemini アプリでファイルをアップロードして分析する|Gemini アプリ ヘルプ(Google公式)(2026年10月16日確認)

長い会議の場合は、文字起こしを先に用意して渡す方法もあります。

この記事では、議事録を作る手順と、そのまま使える指示文を紹介します。

Geminiで議事録を作る2つの方法

渡すものによって、方法は2つに分かれます。

方法 向いている場面 注意点
録音ファイルを渡す 短い打ち合わせ、録音しかない場合 音声の長さに上限がある
文字起こしを渡す 長い会議、別のツールで文字起こし済みの場合 文字起こしの誤りがそのまま残る

公式ヘルプでは、1つのプロンプトに最大10個のファイルを添付できるとされています。

音声以外のファイルは、1つにつき100MBまでです。

出典:同上

議事録を作る手順

1. ファイルを添付する

パソコンでは、gemini.google.comを開き、入力欄から「ファイルをアップロード」を選びます。

録音ファイル、または文字起こしのテキストを添付します。

出典:同上

2. 議事録の形を指定して頼む

添付したら、議事録の形を指定して頼みます。

指示はこれです。

この会議の内容から議事録を作ってください。見出しは「会議の目的」「決定事項」「担当者と期限」「次回までの課題」にしてください。

見出しを先に決めておくと、毎回同じ形の議事録になります。

3. 決定事項と担当を表にしてもらう

会議の後に動く内容は、表にすると見落としが減ります。

指示はこれです。

決定事項とタスクを、「内容」「担当者」「期限」の列がある表にしてください。担当者や期限が話されていない項目は「未定」と書いてください。

「未定」と書かせると、話されていない内容を推測で埋めにくくなります。

4. 共有用に短くまとめる

参加していない人に送る要約も作れます。

指示はこれです。

この議事録を、会議に出ていない人向けに5行以内で要約してください。

5. 内容を確かめて仕上げる

最後に、録音やメモと見比べて確認します。

指示はこれです。

この議事録の中で、聞き取りに自信がない部分や、発言者が分からない部分があれば教えてください。

確認したい箇所を挙げてもらうと、見直す場所を絞れます。

会議の種類別の指示文

会議の種類によって、議事録に残したい内容は変わります。

会議の種類 指示文の例
定例会議 「前回からの進み具合と、今週の課題を分けてまとめてください」
商談・打ち合わせ 「相手の要望・こちらの提案・次の連絡日を分けてまとめてください」
社内の企画会議 「出たアイデアを一覧にし、採用・保留・不採用に分けてください」

最初に会議の種類を伝えると、必要な項目が抜けにくくなります。

毎回同じ指示を使う場合

議事録を作る指示は、毎回ほぼ同じになります。

同じ指示をくり返し使う場合は、Geminiの「スキル」に保存しておく方法があります。

これまでのGemは、個人のGoogleアカウントでは2026年11月に提供終了し、スキルへ自動で移行されます。

スキルの作り方は、「Geminiの『スキル』の使い方」で解説しています。

つまづきポイント

  • 長い録音が途中までしか反映されない:音声の長さの上限を超えると、すべての内容を読み込めない場合があります。

    上限が合計10分の場合は、録音を分けるか、文字起こしを渡しましょう。

  • 発言者の区別をうのみにする:誰の発言かは、正確に分けられない場合があります。

    議事録に残す発言者は、自分で確認しましょう。

  • 固有名詞や数字を読み違える:人名・社名・金額・日付は、誤って書き起こされることがあります。

    重要な数字は、元の録音や資料と見比べましょう。

  • 録音の扱いを確認しない:会議を録音する前に、参加者の同意を得ておきましょう。

    社外秘の内容を含む会議は、生成AIに入力してよいかを社内のルールで確認してください。

さらに深く使いこなすには

議事録づくりのように、毎回の定型作業をAIに任せる使い方は、ほかの業務にも広げられます。

AIを業務に生かす力を、体系的に身につけたいとします。

独学かスクールかで迷っている方は、「AIスクールは意味ない?独学との違いと後悔しない選び方」で判断基準を紹介しています。

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