結論から言うと、AI実装検定B級は、AIの知識がない入門者が最初の目標にできる級です。
30題を40分で解き、正答率70%以上で合格です。
受験料は一般9,900円(税込)で、全国のテストセンターでパソコンを使って受けます。
出典:AI実装検定 公式サイト(2026年10月23日確認)
公式サイトでは、B級をG検定の前段に位置するレベルと説明しています。
この記事では、B級の試験内容と受け方、ほかの級やG検定との違いを整理します。
AI実装検定とは
AI実装検定は、AI実装検定実行委員会(AIEO)が運営する検定です。
ディープラーニングに関する実装の力と知識を判定することを目的としています。
B級・A級・S級の3段階があり、合格者には「ディープラーニング実装師」の称号が与えられます。
出典:同上
3つの級の違い
| 級 | 出題 | 試験時間 | 受験料(税込) | 公式の説明 |
|---|---|---|---|---|
| B級 | 30題 | 40分 | 一般9,900円・学割5,500円 | AIに興味があるが知識のない入門者が最初の目標にできる |
| A級 | 60題(数学・プログラミング・AI 各20題) | 60分 | 一般14,850円・学割8,250円 | ディープラーニングの理論的な書籍を読み始め、独学の準備ができる |
| S級 | 50題 | 60分 | 33,000円 | 画像処理を中心とした実践的な実装と、応用的な実装に挑戦できる |
出典:同上
合格基準は、どの級も70%以上です。
学割は、職業訓練生も対象とされています。
B級で問われる7つの側面
B級では、AIの概要についての直感的な理解を、次の7つの側面から問います。
| 側面 | 主な内容 |
|---|---|
| 1. 学習と推論 | 学習モデルと推論モデル、パラメータの考え方 |
| 2. データとタスク | 構造化データと非構造化データ、分類と回帰 |
| 3. パターン認識 | 評価指標、世界モデルの考え方 |
| 4. 歴史 | AIのコンペティションで競われてきたこと |
| 5. 読み書き表現 | ギリシア文字の読み方、数式でAIを表す理由 |
| 6. 計算と整理 | CPUとGPUの計算の違い、計算量の考え方 |
| 7. 開発と運用 | 学習済みモデルの使い方、エッジAIとクラウドの違い |
出典:同上
プログラミングや数学の計算問題が中心になるのは、A級からです。
受け方と結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験方式 | テストセンターでパソコンを使って受けるCBT方式 |
| 回答方法 | 四肢択一の選択問題 |
| 申込 | CBT-Solutionsが運営する受験申込サイトから申し込む |
| 結果 | テストセンターで結果レポートが配られる |
| 認定証 | 合否発表後、マイページからダウンロード。資格の有効期限はない |
出典:同上
合格ロゴの案内は結果レポートに書かれているため、なくさないように保管しましょう。
勉強の進め方
公式サイトでは、B級の公式教材として「中学生から分かるAI入門講座」がYouTubeで公開されています。
B級の例題も、公式サイトのサンプル問題で確認できます。
出典:同上
まず例題を解いて、7つの側面のうち知らない内容がどれかを確かめましょう。
そのうえで、公式の動画で全体を学ぶ順番が取り組みやすい進め方です。
G検定との違い
| 項目 | AI実装検定B級 | G検定 |
|---|---|---|
| 出題 | 30題・40分 | 145問程度・100分(オンライン試験) |
| 受験料(税込) | 一般9,900円 | 一般13,200円 |
| 受け方 | テストセンターのCBT | 自宅のオンライン試験、または会場試験 |
| 位置づけ | 公式はG検定の前段のレベルと説明 | AI・ディープラーニングの活用リテラシーを身につけるための検定(JDLAの説明) |
出典:AI実装検定 公式サイト・G検定とは|JDLA(いずれも2026年10月23日確認)
AIの基本を短い試験で確かめたい場合は、B級から始める方法があります。
AIの知識を幅広く証明したい場合は、G検定を目標にする方法もあります。
G検定の勉強の進め方は、「G検定の勉強法」で紹介しています。
受ける意味を考えるときの目安
資格を取るかどうかは、何に使いたいかで判断が変わります。
AIの基本を学ぶきっかけや、学んだことを確かめる目標として使うなら、B級は取り組みやすい入門の試験です。
仕事でAIを使う力を示したい場合は、資格だけでなく、実際に使った経験も合わせて伝えることが大切です。
資格を取るべきかの考え方は、「AIスキルは資格を取るべき?」で整理しています。
つまづきポイント
-
A級と同じ準備をしようとする:B級は概要の理解を問う級で、数学やプログラミングの計算問題が中心になるのはA級からです。
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自宅で受けられると思い込む:受験はテストセンターでのCBT方式です。近くの会場と空いている日時を確かめましょう。
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結果レポートをなくす:合格ロゴの案内が書かれています。大切に保管しましょう。
まとめ
AI実装検定B級は、30題・40分・合格基準70%以上の、入門者向けの級です。
受験料は一般9,900円(税込)で、全国のテストセンターでCBT方式で受けます。
公式の例題と動画で7つの側面を学び、G検定などほかの資格と目的に合わせて選びましょう。
試験の内容や受験料は変わる場合があるため、申し込む前に公式サイトで最新の情報を確認してください。