結論から言うと、ChatGPTで報告書やマニュアルを作るときは、先に箇条書きのメモを用意するのがコツです。
「報告書を書いて」とだけ頼むと、それらしい文章はできても、中身が実際と違うことがあります。
事実と数字はあなたが用意し、文章の形に整える部分をChatGPTに任せましょう。
この記事では、共通の頼み方と、報告書・マニュアル・日報・企画書の場面別のプロンプト例を紹介します。
メモから下書きにする3つの手順
- メモを書く:起きたこと・数字・結論を箇条書きにする。文章になっていなくてよい
- 読み手と目的を伝える:誰が読むか、読んだ人に何をしてほしいかを書く
- 形式を指定する:見出し・文字数・です・ます調などを指定して下書きにしてもらう
メモには、あなたしか知らない事実を入れます。
ChatGPTはメモにない事実を補うことがあるため、事実はメモの中だけにしておくのが安全です。
共通で使える頼み方
どの文書でも、次の形で頼むと下書きが安定します。
次のメモをもとに、〔文書の種類〕の下書きを作ってください。
・読み手:〔誰が読むか〕
・目的:〔読んだ人にしてほしいこと〕
・形式:〔見出しの有無、文字数、です・ます調など〕
・メモにない事実や数字は書かず、足りない情報は「要確認」と書いてください。
【メモ】
〔箇条書きのメモ〕
最後の「要確認」の一文が大事です。
足りない情報を勝手に埋めず、あなたが確かめる場所を示してもらえます。
文書ごとの頼み方
| 文書 | メモに入れること | 頼み方の例 |
|---|---|---|
| 報告書 | 結果・数字・原因・次の対応 | 結論を最初に書き、上司が1分で読める長さにしてください |
| マニュアル | 作業の順番・注意点・よくある失敗 | 初めて作業する人向けに、番号付きの手順にしてください |
| 日報 | やったこと・進み具合・困っていること | 箇条書きで、明日やることも1行で添えてください |
| 企画書 | 課題・案・費用・期待する効果 | 課題・提案・効果の順に見出しを立ててください |
報告書
報告書は、結論を最初に置く形にしてもらうと読みやすくなります。
次のメモをもとに、上司あての報告書の下書きを作ってください。
結論を最初に書き、そのあとに理由と次の対応を書いてください。
400字程度、です・ます調でお願いします。
【メモ】
・展示会の来場者数:〔数字〕
・名刺交換:〔数字〕
・反応がよかった製品:〔製品名〕
・次の対応:〔内容〕
研修の報告書なら、メモに「学んだこと」と「仕事でどう使うか」を入れましょう。
マニュアル
マニュアルは、作業の順番どおりにメモを書くのがコツです。
次のメモをもとに、新人向けの作業マニュアルを作ってください。
番号付きの手順にし、注意点は手順の中に「注意」として入れてください。
専門用語には短い説明を添えてください。
【メモ】
〔作業の順番を箇条書きで〕
できあがったら、実際に手順どおりに作業できるかを試してください。
抜けている手順があれば、メモに足して作り直してもらいます。
日報
日報は、毎日同じ形で出せるように、頼み方を保存しておくと便利です。
次のメモを、日報の形に整えてください。
「やったこと」「進み具合」「困っていること」「明日やること」の4つの見出しで、箇条書きにしてください。
【メモ】
〔今日のメモ〕
企画書
企画書は、ChatGPTに構成を考えてもらってから中身を書く方法もあります。
〔課題〕を解決する企画書を作ります。
読み手は〔部長など〕です。
まず見出しの構成だけを提案してください。
構成が決まったら、見出しごとにメモを渡して本文を書いてもらいます。
費用や効果の数字は、必ずあなたが根拠を用意してください。
つまづきポイント
-
メモにない数字が入る:ChatGPTが数字を補うことがあります。下書きの数字は、すべてメモと照らし合わせましょう。
-
長すぎる下書きになる:文字数や「1分で読める長さ」など、長さを指定すると短くなります。
-
社内の情報をそのまま入れる:社外秘の情報や個人情報は入れないでください。会社のルールがあれば、それに従いましょう。
-
言い回しが社内の書き方と違う:過去の報告書の書き方を見本として渡し、それに合わせるよう頼むと近づきます。見本にも社外秘の情報が無いかを確かめてください。
さらに深く使いこなすには
報告書や日報をきっかけに、仕事の作業全体にAIを使いたいとします。
その場合は、「デイトラ「AI業務活用コース」の評判・料金」で、業務でのAI活用を学ぶ講座の内容を紹介しています。