結論から言うと、教育訓練給付金でもらえる額は、受ける講座の種類で決まります。
| 講座の種類 | 基本の給付 | 条件を満たした場合の最大 |
|---|---|---|
| 一般教育訓練 | 受講費用の20%(上限10万円) | — |
| 特定一般教育訓練 | 受講費用の40%(上限20万円) | 50%(上限25万円) |
| 専門実践教育訓練 | 受講費用の50%(年間上限40万円) | 80%(年間上限64万円) |
出典:教育訓練給付制度|厚生労働省(2026年10月26日確認。特定一般・専門実践の追加の給付は、令和6年10月以降に開講する講座の場合)
どの種類の講座かは、講座ごとに決まっています。
この記事では、受講料別の受け取り額の目安と、追加で受け取れる条件を整理します。
受講料別の受け取り額の目安
受講期間が1年以内の講座で、支払った教育訓練経費が次の額だった場合の目安です。
| 教育訓練経費 | 一般(20%) | 特定一般(40%) | 専門実践(50%) | 専門実践(最大80%) |
|---|---|---|---|---|
| 10万円 | 2万円 | 4万円 | 5万円 | 8万円 |
| 30万円 | 6万円 | 12万円 | 15万円 | 24万円 |
| 50万円 | 10万円 | 20万円 | 25万円 | 40万円 |
| 100万円 | 10万円(上限) | 20万円(上限) | 40万円(上限) | 64万円(上限) |
上の表の給付率と上限額をもとに、当サイトで計算した目安です。
出典:教育訓練給付制度|ハローワークインターネットサービス(2026年10月26日確認)
一般教育訓練は、受講料が50万円を超えると上限の10万円で頭打ちになります。
専門実践の上限は年間の額のため、受講期間が1年を超える講座では、年ごとに上限が決まります。
4千円を超えない場合は支給されない
給付の額が4千円を超えない場合は、支給されません。
一般教育訓練なら、教育訓練経費が2万円以下の講座が当たります。
出典:教育訓練給付制度|ハローワークインターネットサービス(2026年10月26日確認)
安い講座では、給付金を使えない場合があると覚えておきましょう。
追加で受け取れる条件
特定一般と専門実践には、条件を満たすと追加で受け取れる給付があります。
| 講座の種類 | 追加の条件 | 受け取れる額 |
|---|---|---|
| 特定一般 | 資格の取得などをし、修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された | 50%(上限25万円)との差額 |
| 専門実践 | 資格の取得などをし、修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された | 70%(年間上限56万円)との差額 |
| 専門実践 | 上記に加え、修了後の賃金が受講開始前より5%以上上がった | 80%(年間上限64万円)との差額 |
出典:教育訓練給付制度|厚生労働省(2026年10月26日確認)
雇用されたまま受講し、資格の取得などをした場合も、追加の対象になると案内されています。
出典:教育訓練給付制度|ハローワークインターネットサービス(2026年10月26日確認)
追加の給付には申請の期限があり、資格の取得または就職の日から数えて決まっています。
手続きの流れは、「教育訓練給付金の申請方法」で整理しています。
受け取る時期
| 講座の種類 | 支給の時期 |
|---|---|
| 一般・特定一般 | 訓練の修了後 |
| 専門実践 | 訓練を受けている間、6か月ごと |
出典:教育訓練給付制度|厚生労働省(2026年10月26日確認)
受講料はいったん自分で支払い、あとから給付を受け取る形です。
最初に払う額と、戻ってくる時期を分けて考えておきましょう。
AIスクールで使う場合の例:Python Winner
Python Winnerでは、専門実践教育訓練の対象は2コースです。
AI・機械学習マスターとデータ分析マスターが対象になっています。
| 項目 | AI・機械学習マスター |
|---|---|
| 受講料 | 336,000円(税込369,600円) |
| 受講期間 | 4か月 |
| 給付金を最大額受け取った場合の負担 | 73,920円から |
出典:AI・機械学習マスター|Python Winner公式サイト(2026年10月26日確認)
公式サイトでは、修了で受講料の50%、修了後1年以内の雇用で20%が加わる仕組みです。
受講後の賃金が5%以上増えた場合は、さらに10%を受け取れると案内されています。
追加の20%と10%は条件付きのため、最初から最大額を受け取れるとは限りません。
以前に教育訓練給付を使った人は、前回の利用から3年以上、雇用保険に入っている必要があります。
出典:同上
2回目の条件は、「教育訓練給付金は2回目も使える?」で詳しく紹介しています。
自分が対象になるかと受け取れる額は、申し込む前に相談で確かめておくと安心です。
Python Winnerでは、無料カウンセリング/受講相談への参加を通じて、給付金の使い方を相談できます。
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つまづきポイント
-
スクールの名前で判断する:給付金の対象かどうかは、講座ごとに決まります。同じスクールでも対象外の講座があります。
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最大の給付率で計算する:追加の給付は、資格の取得や雇用などの条件を満たした場合だけです。まず基本の給付率で考えましょう。
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受講を始めてから手続きを調べる:専門実践と特定一般は、受講を始める前の手続きが必要です。申し込む前に流れを確かめましょう。
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会社員の控除と重ねて計算する:給付金が支給される部分は、会社員の特定支出控除の対象になりません。
控除の条件は、「会社員はAIスクール・資格の費用を経費にできる?」で紹介しています。
まとめ
教育訓練給付金でもらえる額は、一般が20%(上限10万円)、特定一般が40%(上限20万円)です。
専門実践は50%(年間上限40万円)からで、条件を満たすと最大80%(年間上限64万円)になります。
給付の額が4千円を超えない場合は支給されないため、安い講座では使えないことがあります。
制度の内容は変わる場合があるため、申し込む前に厚生労働省やハローワークの最新の案内を確認してください。